コンクリートは本来液状であるため、固める時間が必要です。
コンクリートが固まるまでにかかる時間を「硬化時間」といい、コンクリートを扱ううえで知っておく必要があります。
そこで今回は、コンクリートの硬化時間はどのくらいなのか解説します。
▼コンクリートの硬化時間
コンクリートの硬化時間は以下の通りです。
・3日程度：人の立ち入りが可能
・6日程度：普通車の乗り入れが可能
・28日程度：しっかり固まる
コンクリートは施工から1日である程度固くなります。
しかし実際にはほとんど固まっておらず、本来の強度の20％ほどです。
しっかり固まるまでには、約1か月の期間を要します。
▼コンクリートを早く固める方法
■気温が高い時期に施工する
コンクリートの硬化時間は温度によって変化します。
温度が高いほど固まりやすくなるため、気温が低い冬を避けて施工するのがおすすめです。
ただし温度が高すぎるとコンクリートが急速に固まり、施工不良や強度が落ちる可能性があります。
■固まりやすいコンクリートを使う
コンクリートの硬化時間は気温に左右されやすいため、夏は暑中コンクリート、冬は寒中コンクリートを使用することが多いです。
気温によってコンクリートの配合を変えることで、本来のスピードで固めることができます。
また、固まりやすいコンクリートを使用するのもよいでしょう。
▼まとめ
コンクリートは施工直後から徐々に硬化が始まり、約1か月でしっかり固まります。
早く固めたい場合は気温が高い時期に施工したり、固まりやすいコンクリートを使ったりするのがおすすめです。