コラム

コンクリートを使った建造物の特徴について

近年建築ではコンクリートに対する評価が高く、さまざまな建造物に採用される機会が増えています。
建築資材として便利ではありますが、コンクリートの建造物を建てる際はどのような特徴があるのかを知っておくことが大切です。
そこで今回は、コンクリートを使った建造物の特徴についてご紹介いたします。
▼コンクリートを使った建造物の特徴
コンクリートの建造物には、以下の特徴があります。
■耐久性の高さ
鉄筋コンクリートの場合はコンクリートの圧縮力の強さに加え、引張力の強い鉄筋を組み合わせているため、より高い耐久性を誇ります。
木造よりシロアリの被害を受けにくいのも特徴です。
■耐震性の高さ
日本は欧米に比べ、地震の多い国です。
鉄筋コンクリートの壁式構造は、地震の衝撃をバランスよく受け止めることができ揺れも少ないので、地震の被害を受けにくいとされています。
■耐火性の高さ
コンクリートは1000℃の炎に2時間さらしても燃えることがなく、強度も保ちます。
木造や鉄骨造の建物はそれより低い温度で発火・崩壊するため、コンクリートは耐火性がより高いと言えます。
■遮音性の高さ
遮音性は、重い素材を使うほど効果的です。
コンクリートは他の素材に比べると重いので、外からの音も内側からの音もシャットアウトしてくれます。
■気密性の高さ
コンクリートには隙間がないので、気密性が非常に高いです。
そのため冷暖房の効率がよく、省エネ効果も期待できるでしょう。
■表現の幅広さ
自在な表現方法が可能な点も、コンクリートの魅力の一つです。
モダンで都会的な印象だけでなく、暖かさや親しみを与えるような表現もできます。
▼まとめ
コンクリートを建造物に用いることで、耐震性の高さや耐久性の高さ・遮音性の高さなどメリットをたくさん得られます。
コンクリートというと、スタイリッシュなイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし表現方法によっては、親しみや温かみを感じさせることも可能です。
コンクリートの特徴を十分に生かすには施行中の管理も重要なポイントですので、現場に合った施工を行う会社を選びましょう。

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