コンクリートの圧送に使用される車両がコンクリートポンプ車です。
そんなコンクリートポンプ車には、種類があることをご存じでしょうか。
そこで今回は、コンクリートポンプ車の種類をご紹介します。
▼コンクリートポンプ車の種類
■ブーム車
ブーム車とは、荷台にブーム(輸送管)が搭載されている車両です。
ブームがあることで、高層ビルや大型建築物などにコンクリートを運搬することが容易になります。
ブームの長さは車両によって異なり、11~36mほどあります。
ただコンクリートは重量があるため、高所へ運ぶときには車両が倒れないようにアウトリガーの使用が必要です。
■配管車
配管車にはブームが付いておらず、直接ポンプと配管を繋いでコンクリートを圧送します。
ブーム車と比べて作業スペースや高さがコンパクトなため、狭い場所や高さ制限がある場所で使用されることが多いです。
▼コンクリートポンプ車は誰でも運転できる?
コンクリートポンプ車は、資格や免許を取得しなければ運転することはできません。
なぜなら、コンクリートポンプ車における作業は危険がともなうためです。
安全に作業するためにも、必要な研修を受けて免許を取得する必要があります。
コンクリートポンプ車での作業に必要な資格・免許は、主に以下の3つです。
・車両系建設機械~コンクリート打設用の特別教育
・特殊自動車免許
・コンクリート圧送施工技能士
▼まとめ
コンクリートポンプ車は大きく分けて2種類あります。
荷台にブームが搭載されているブーム車、ブームが付いていない配管車です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、使用する場所に応じて使い分けられています。